『来し方行く末』あとがきがわりに。


「あとがき代わりに20の質問」

1:この小説を書き終えた、今現在の心境を一言で簡潔に言い表してください。
終わってしまった……。って、前作と同じかんじですね。

2:この小説を書く上で、一番書きやすかったところはどこですか?
ヒューリが出てくる箇所。勝手に動き回ってくれるので、かなり書き進められました。

3:この小説を書く上で、一番苦労したところはどこですか?
1章2章4章などの会話部分と、6章のラストバトル。
前者は多分単純に、会話描写が苦手なため。後者は、最も盛り上がらねばならないクライマックスなので、ドラクエ8のラスボス戦の曲をエンドレスでかけながら、必死にテンション高めて書きました。

4:ボツにしたタイトル、仮タイトル、執筆中のコードネームなどありましたら教えてください。
むしろタイトルが決まらなくて悶々としていました。各章のサブタイトルは、かなりノリノリで決まったのですが。

5:タイトルの由来(意味)は何ですか?
終章で、「過去(来し方)」「未来(行く末)」と書きたかったがため。

6:この小説を書き始めるきっかけはなんでしたか?
2007年前半に前作『負け犬はワルツを上手く踊れない』を書き終わってしばらく経った頃に、続編とかどうだろうと思い、しばらく設定だけ作って放っぽっておいたのを、年末頃に、別作品と交互に、ちまちま書き始めました。ら、こっちの方が先行して進み、出来上がってしまったと。

7:この小説を書く上で、何か影響を受けたもの(他の作品や、他媒体の創作物など)はありますか?
ええ、まあ、それは勿論、色々と。

8:これがあったから、この話がかけました!(これがなかったら、かけませんでした!)というものはありますか。
完成してから、一度は、私情で封印しようかと思ったのですが、サイト相互リンクの管理人さまに読んでもらい、背中を押してもらって、公開の運びとなりました。本当にありがとうございます。

9:ボツにしたストーリー展開を教えてください。
終章のラストが、公開版とは真逆でした(別れたままで、未来が他の男と結婚する日で終わり)。が、ハッピーエンド好きと常日頃から言っている自分に、それは有り得ないだろうと思い直して、現在のラストシーンになりました。
一時期は、Web公開版とダウンロード版で、別々のエンディングを用意しようかとも考えたのですが、やはりハッピーエンド好きと(以下略)して、変えないようにしました。

10:プロット(思惑)どおりに進みましたか?
はい、ほぼ。かなり。大きな変更は、前述の、ラストを変えたくらいですか。

11:これが書きたくてこの話を書きました、という部分はどういうものですか?
現実世界での未来の疎外感、サフィニアのイタい子ぶり、未来の覚醒シーン、利久とケインのやりとり、千登勢の告悔、ファルが未来に口移しするかどうかで悶々するところ、オレンジの鈴、スティーヴと芙美香の恋心と、その直後のスティーヴの死、死んでいたセルマリアの描写、ラストバトル、未来とファルの別れ。
って、暗いビジョンばかり先に浮かんでいたのかと。
あと、わざと前作と同じ言い回しをして、一人でニヤリとしたかったのです(戦巫女のヴィルム語はアスケイス地方の訛りが入っているとか)。

12:一番こだわったところはどこですか?
……サフィニアとカーレオンをとことんイタい子に、ヒューリを、とことん嫌な子に、仕立て上げる事?

13:一番好きなキャラクターと、一番嫌いなキャラクターを、理由つきで教えてください。
皆それなりに好きなので、嫌いなキャラクターは居ないのですけれど、一番好きなのは、下で居たら嫌だと言っていますが、実はヒューリかも知れません。出て来た瞬間に、設定の隙をドバっと埋めてくれたし、作者が思っている以上に、自由気ままに動き回ってくれたので、書いていて、すっごく楽しかった。

14:実際にいたら嬉しいキャラクターと、実際にいたら厭なキャラクターを教えてください。
実際に居たら嬉しいのは芙美香。友達になって欲しいです。前作主人公の蓮子と似てしまって、差別化するのに凄い苦労したのも、懐かしい思い出です。
居たら嫌なのはヒューリ。殺される!!
あ、人間関係としては、カーレオンの方が嫌かな。芙美香じゃないけど邪険に扱いそう。

15:この人にはこの言葉を言わせたかった!という台詞をキャラ別にどうぞ(実際に言わせていなくてもOK)。
終章1、未来の、
「ファルが早く、私の事を忘れて、幸せになれますように」
は、初期設定を決めた段階で、既に決まっていた(携帯のメモの中に入っていた)台詞でした。
他にも、色々ありますが、ありすぎて挙げきれません。
あ、ヒューリの口調がおかしいのは、わざとやりたくてそうしましたね。

16:この小説の登場人物たちを使って、別の話を書く予定はありますか?
番外が有りますが、連載をする予定は、ありません。

17:この小説の中でこの部分が一番会心の出来なのです! というシーン(か台詞)を抜粋してください。
抜粋は難しいんですが、5章4あたりかと。
スティーヴの墓前で抱き合って泣く未来とファルとか、ファルに嘘をついて一人で泣く未来とか。

18:この小説で取り上げたテーマやアイデアに、もう一度別の形で挑戦してみたいですか?
いいえ。戦巫女シリーズ(そんな名前ついてたのかこれ)は、これで全てにしたいと思っています。異世界召喚ものは、ネタが有ったら、またやってみたいですが。

19:何か、これだけはしておきたい言い訳というのはありますか?(笑)
ブログでさんざんしてきたので、多分、今改めてする事は、無いかな、と……(笑)。

20:最後に一言どうぞ!
構想だけは何年かしていましたが、前作含めて、制作期間約1年、連載期間約2年と云う、自分にしては、かなりのハイスピードで駆け抜けました。
でも、自分にとってとても大事な物語とキャラ達になった事は、間違いありません。
お付き合いくださった方、本当に、どうもありがとうございました。

質問はこちらからお借りいたしました。
「あとがき代わりに20の質問」

2008年12月22日 たつみ 暁


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