あとがき
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『狩竜奴ライルのとんだ災難』にお付き合いくださり、ありがとうございました。
 この作品は、元々は2015年3月の第1回Text-Revolutionsに、アヤキリュウさんと合同参加する記念として出した合同誌、『勝てない相手はもういない』に収録した作品に端を発しております。(合同誌についての子細は、アヤキさんが作ってくださったこちらをどうぞ
 その当時は、現在の『溶炎編』にあたる部分だけを描いた短編でした。
 続ける事も、そこで終わりにする事も出来た作品を、「最後まで書いてみたい」と、ワープロソフトを立ち上げて、最後までキーを叩き、途中某所にカテエラを自覚しながらセイヤッと投げてみたりもして、紆余曲折しながら、無事Web公開完結まで走り切りました。

 大体登場人物が不幸で、苦労して泣きながらハッピーエンドを目指す、ややダークなファンタジーばかり書くたつみにしては、色々とライトな作風で、「らしくないな」というのは、当初から自覚しておりました。
 更に今作では、ヒロインとヒーローは一対一で精神的に対等に向き合う恋愛が好き、というか余所見するのは嫌だ! と常々言い張っている自分にしてはとてもらしくない、ダブルヒロイン制を採用しております。しかも、最後まで読んでくださった方の中には、「何で!?」と怒りをおぼえられそうな選択を、ライルは最後に下しております。
 ですが、物語を描いてゆく中で、私自身が「これについてはこうとしかならないな」と納得しきった上での選択となりました。色々とご意見はありますでしょうが、ひとつの結末として受け取ってくださると、幸いです。

 ライルの物語はこれでおしまいですが、最後に『真白編』を補足した事で、この話は、当サイトに置いている他作品とリンクする、同一世界観作品と化しております。
『負け犬はワルツを上手く踊れない』、『来し方行く末』が、数千年後の物語です。この二作に登場する『彼女』がああなるまでに、こういう経緯があった、という楽しみ方もしてみてくださいませ。

 改めまして、ここまでお読みくださり、ありがとうございました。次はまたいつものたつみに戻っているかなー……と、今PC内にある話たちを眺めながら、思っております。

2017/02/18 たつみ暁